2013年12月31日火曜日

秋学期の授業の振り返り(四半期科目)


■マーケティング
授業のコンセプト自体は面白かった。定番の4Pや5Cの他、client lifetime value (CLV) analysts,  client cannivalisation analysis, margin analysis といった定量的なマーケティング分析の手法を講義で学び、ケースディスカッションで実際に分析方法を実践した。学んだ分析手法自体は非常にシンプルなものだが、実際にビジネスの現場ですぐにでも使えそうなコンセプトで、納得感のある内容だった。個人的には右脳先行型のイメージが強いマーケティングだが、この授業ではアナリティカルな点が強調されており、ウォートンらしいなという印象を持った。

なお担当した教授はHBSから新しく来た人で、上手いケースの仕切りを期待したが、むしろひどいクオリティだった。根本的なビジネスの知識・経験も無く、質問に対する返答も幼稚でクラスメートの失笑を買っていた。その点は大変残念。

授業の他には、ラーニングチームとともにケースの分析を行い、ペーパーを書く課題が2本与えられた。チームメイトと長時間に亘って議論する機会があり、今振り返ると良い英語ディスカッションの練習の場となっていたし、またチームメイトの事をよく知る機会でもあった。

自分の貢献がしやすい数字の分析に力を入れ、チームメイトからも相応の評価を得ることができたと思うが、一方でペーパーの方向性を大きく決めるような骨太な議論を展開することは出来ず反省点も多かった。自分なりの答えを持たずに他のメンバーと話す中で結論を見出そうとしたのが良くなかったと思う。スピードの早い議論に途中からついて行けなくなり、他のメンバーの議論のサポート役に徹することになってしまった。もっと頭を使って準備をすれば周りを説得するいいロジックが展開できたかと思う。

ただ英語力、特にリスニング力の不足も同じように問題だった。誰もが納得する議論を展開できればそれはそれですごいのだが、チームで作業する以上、チームの意見を取り入れることも必要だし、そうすることでより良いアイディアが生まれてくる。また、他の授業の課題にも追われ圧倒的に時間が足りない中で、欠点のない分析を行うことは到底不可能だ。その意味では事前準備の重要性は感じつつも、ディスカッションの中で柔軟に周囲のアイディアを取り入れ更に自分の議論を発展させる英語力、特に相手が何を考えているかをしっかりと理解するためのリスニング力の強化は必須だと感じた。


■オペレーション
非常に実用性の高い科目。製造業のお客さんと工場経営の話をするのに使えそうなコンセプト、業種に限らず投資先のお客さんに事業のアドバイスをする際に使えそうな知識が多く、個人的には目を見開かされるような授業だった。

授業のフォーマットはマーケティングと同じく講義とケースのミックスだが、 グループワークが無く課題は全て計算問題だった。問題は解けるようになったが、イマイチちゃんと身に着いたような気がしないのが残念だ(自分の吸収の悪さもあるかもしれないが)。もう少し実際のビジネスのコンテクストで実践する機会があればなお良い授業だったと思う。

ちなみに、授業中はトヨタ生産方式がオペレーションの理想形として何度も言及されていたのは非常に印象的だった。トヨタの、現場の取り組みを理論として昇華させた点は非常に素晴らしいと思う。教授やMBA生が模範として学ぶような完璧なコンセプトを一企業が作り出したという点は本当に賞賛に値すると思った。

■コミュニケーション
7人ほどの少人数のクラスで、毎回1から5分のスピーチを全員が行う。自分はノンネイティブ用の授業を取った。ノンネイティブとはいえ、みな当然のようにスピーチは上手い。ただやはりノンネイティブ同士通じ合う悩み等もありとてもリラックスできる授業だった。

毎回スピーチを行った後にはクラスメートや先生及びTAからフィードバックが与えられる。自分の場合は、声の張りが足りないとか、イントロと結論部分で要旨を繰り返し説明した方が聞き手に内容を思い出してもらいやすい、などの実践的なフィードバックをもらった。

スピーチがうまくなりたいならとにかく練習するしかないとのこと。時間がないことを言い訳に、授業の直前にスピーチ原稿を書き上げるなど「効率的に」準備してしまった反省があるので、春学期で取るスピーチの授業では家で二三回きちんと準備することを自分への課題としたい。

秋学期の授業の振り返り(通期科目)


■統計
非常に苦しめられた授業。最近流行りのビックデータの解析など、統計がビジネスに役立つ知識・スキルことは間違いないと思うが、 授業自体がつまらなく、そして難解だった。MBAまで来て、クラスメートの半数が内職するか、スマホでチャットしている光景を見るのは残念という他は無い。先生によっては面白いと言っている他のクラスターの友人もいたので、自分のクラスは不運だったなぁ。

あまりのつまらなさに、中間試験の際は前日まであまり勉強をせずにいたため、爆死しかけた。前日に日本人同期にレクチャーしてもらいなんとか首の皮一枚で繋がり、後半はその反省からきちんと予習復習をするように心がけたため、恥ずかしいレベルの話だが、ペナルティのあるLT(下位10%)は最終的に余裕を持って逃れることができた。

なおつまらないつまらないと連呼したものの、統計の重要性は理解しているつもり。。もし興味のある分野(例えば、MBAとは関係ないが開発経済等)のデータ解析の授業があれば今後履修こともあるかもしれない。


■ファイナンス
統計と同様、授業初日の教授の様子を見てがっかりした授業。ただ、ファイナンスを面白く教えるのは難しいだろうし、そんなもんかなぁとも思う。
ちなみに担当教授は超定番教科書の著者の一人で有名人。

カリキュラム自体は、さすがウォートン!と感心するぐらいよく出来ていて、課題として与えられる問題を毎週のように解くことでよく身についたという実感がある。ケースもなかなか本格的にバリュエーションをさせる課題が出て、入門編の授業とは言え、テストも含めレベルが高かった。それでいてテストの平均点は非常に高く、ウォートン生の金融リテラシーの高さを実感。

ただやはり教授のレクチャーはあまり良くないので、まったく事前知識が無い人にとってはサバイブするのはややきつい授業だと思った。自分にとっては、ほぼ独学で学んだ知識を、一流とされる教授の講義でブラッシュアップする場としてはまあ良かったかなとは思う。


■ミクロ経済
授業自体はまあまあ面白いなと思ったが、学びの量・質については微妙。いつか勉強して良かったと思う日が来るのだろうか。

内容自体はごくごくスタンダードなMBAの授業だと思う。スタンフォードの授業を基にしたミクロ経済の教科書も別途軽く読んでみたことがあるが、それと比較しても、自分のとった授業の方がもう少し面白い実社会の事例が扱われているような気がしているので、よくできている方でなかろうか。(少なくとも学部時代に意味不明すぎて気を失った授業と比べればとても面白い授業だった!)

与えられる課題が暴力的にヘビーなのは辛かったが、皆がしているように、周りの”協力”を得ながら乗り切った。最終的にAのグレードを得たことは、他の試験で悪い点数を取っていた自分に取り自信の源にもなった。


■マネジメント
ウォートンの一年目を代表する授業だと思う。三人の人気教授が、ストラテジー、ヒューマンキャピタル、グローバル の三つのテーマを扱った。

ストラテジーのモジュールではHBS風の鬼のコールドコールがなされるため、大量のリーディングだったが必死に予習をした。 大変だったが緊張感のあるいい授業だった。

ヒューマンキャピタルは、マネジメント経験のまだ無い自分としては実感が持ちづらいテーマではあるが、教授の授業の進め方がとてもうまく、またゲストスピーカーが超豪華でとても印象に残る授業の一つとなった。ゲストスピーカーはJohnson&JohnsonとTravelers Groupの社長がそれぞれこの授業のためだけに来てくれ、ウォートンのネットワークの強さを改めて実感する機会にもなった。

グローバルは、教授のスタイルが異なるため、他のモジュールよりも発言する機会は減ったが、ケース自体は面白かった。ただしコールドコールが無く一般常識でも話せそうなテーマが多かったので、予習はうまく手を抜いた。

他の授業でもそうだったが、学期の前半はテストや課題に対する考え方が甘く真剣に取り組まなかったこと、そして慣れない生活の中でタイムマネジメントがうまくいかなかったことから、一番最初のペーパーでは手を抜いてしまい、とんでもなく悪い点数をもらった。ディスカッションがグレードの相当割合を占める授業で、ノンネイティブとしてペーパーで悪い点数を取るのは致命的であり大変焦ったが、残り二回のペーパーで奇跡的に取り返すことができ、いい教訓となった。

2013年12月1日日曜日

Thanksgiving を終えて

Whartonでのこれまでの秋学期は、我々一年生を異常なまでに忙しくさせるような設計だったのに、この度のThanksgivingには、拍子抜けするほど長い休みが与えられた。

先週金曜から日曜日までの計10日間。この長い休みを利用して、アリゾナ州セドナを拠点に、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、グランドキャニオンといった国立公園巡りをしてきた。レンタカーの助手席に座る妻は専ら寝る専門ではあったが、フィリーに来てから本当に久しぶりに、二人っきりで心身ともにゆっくりする時間が持てて良かった。

翻って、明日から再び授業がスタート。最近はあまり英語もしゃべってないし、休みボケがきつそうだ。二週間もしないうちに期末試験も始まるし、気を引き締めていかなくてはいけない。
さてまずは、本来この週末で最低限終わらせようと思っていた課題二つをやっつけてから寝ますか。。。


2013年11月15日金曜日

ボストンキャリアフォーラム2013

先週末、ボストンキャリアフォーラムに行ってきた。

来年の夏は途上国開発・投資に関わるインターンをやりたいと思っているので、日本でのインターンはあまり真剣に検討していない。せっかくMBAに来たのだから、サマーインターンくらいはリスクをとってこれまでの自分ではやらなかったような分野/地域に挑戦したいと思っていたからだ。とは言え、ボストンに行くことは早くから決めていたので、少し気になる会社を2-3社受けてみた。

すると、昨日そのうちの一社から連絡が来て、オファーをいただくことができた。内容は、2週間東京オフィス+2週間アジアオフィスでそれぞれ別のプロジェクトを行うというもの。アジアでインターンをしたいと思っていたオレにとっては、想像もしていなかったポジティブサプライズだ。オファーを受けるかどうかの締切はすぐなので、よく考えて返事をしたいと思う。

ホッと一息。

今週2回徹夜をする羽目になった原因である、Wharton Social Impact Conferenceが本日開催され、無事終了した。
オレはパネリストの調整と、備品の準備及び当日のオペレーション等幅広い仕事を任されていたので、ここ2週間ほどはとても忙しかったが、やっと解放されホッと一息ついている。

肝心のカンファレンス自体の質はイマイチだったと感じている。(二年生からはAmazing!とかGreat Job!というThanksメールが飛び交っているが・・・。)完璧からは程遠いロジのレベルで、全体を率いた二年生のイマイチさには準備段階で何度も怒りがこみ上げた。

終わってみると個人的にももう少し自らイニシアチブを発揮して全体に貢献できたかな、と反省する点も少なくないが、それは一通りカンファレンスの運営を今日経験してみてようやく全体像を把握できた今だからこそ言えること。
準備段階における二年生のリーダーシップの不十分さはやはり問題だったように思う。
二年生に対しては、「仕事を人に任せるのはいいが、その前にリーダーとしてもっとやることあるだろ!!」っという感じだった。(全体の流れの説明、去年を踏まえての注意点、任せる仕事に対する期待値の共有等。)

さて、一難去ってまた一難。宿題・課題の山が眼前に控えている。一
週間後には待ちに待ったセドナ旅行が控えているので、あと一週間なんとか気合で乗り切ろう!

2013年10月30日水曜日

It's getting busier again...

1Qのテストの結果が出揃った。
1Qのみで成績が決まるマーケティングとミクロ経済は思った以上に良い結果が出て、アカデミックに対する自信を取り戻した。勉強の仕方、授業への準備の仕方にもようやく慣れてきて、よい循環が生まれてきており、生活に充実感を感じるようになった。

一方で、テストの感触がとても悪かった統計とファイナンスは思った以上に悪い点数で、崖っぷちに立たされた。期末試験と途中のクイズや宿題で取り返さないととんでもないことになりそうなので、2Qに入り授業をより集中して聞くように心がけている。

勉強に加え就活/ネットワーキング、Social Impact Conference及びジャパントレックの準備が少しずつ本格化しており、いよいよ忙しさが増してきている。毎日6時間以上はちゃんと寝れているものの、考えなくてはいけないことが多すぎて、一日が終わるころにはぐったりだ。メンタルのもっと強い人間になりたいと思うが、まずは目の前のことをこなさないと仕事は増えるばかりなので、とにかく集中して日々こなしていくしかない。

2013年10月21日月曜日

2Qが開始!

早いもので中間テストが終わり、一年生の秋学期の1Qが完全に過去のものとなった。これでMBA生活の八分の一が実に終了したことになる。

中間テストは、残念ながら1Qの授業での大苦戦が大いに反映された結果になりそう。。。
今は早速2Qの授業が開始し、このクオーターでは1Qを挽回してやるという思いで熱くなっています。
反省も含めいろいろと思うこともありますが、本格的に振り返るのは秋学期が終わってからにしようかと思います。

それにしても2Qは更に忙しくなりそう。
アカデミック面では、1Qの授業(統計、ミクロ経済、マネジメント、ファイナンス)に加えて、新しくコミュニケーションとGIP(年末年始に中東に行くプログラムの準備講座)関連の授業が増えた。そして、夏のインターンシップに向け就活もいよいよ本格化してくる模様。更にクラブ関連では、11月に開かれるソーシャルインパクトカンファレンスの実行委員としての活動や、3月上旬に控えるジャパントレックの準備も控えている。

2Qはサンクスギビングを除いて心休まる日がなさそうだが、ハゲない程度に毎日十分な睡眠をとりながら年末まで走り抜けたいと思う。

2013年10月3日木曜日

ゲストスピーカー: Ted Schlein of Kleiner Perkins

今日は自分が所属している(とは言っても本当にメンバーシップフィーを払っているだけだが...)PE/VC Clubが主催したゲストスピーカーのセッションに行ってきた。
今日のスピーカー、Ted Schlein氏はGoogleやFacebookにも投資していたベンチャーキャピタル、KPCBのパートナー。
http://www.kpcb.com/partner/ted-schlein

「自分たちの強みはハンズオンで投資先の経営に関わること」、「重要なのは投資先のチーム作り」、「ベンチャーキャピタリストとして必要なのは、起業家としての、そして投資家としての経験。自分のアドバイスに価値があると思われなければ、投資先は話を聞いてくれない」・・・ 
上記は全て巷で良く耳にするような話ではあるが、大物が直接語りかける言葉にはやはり説得力がある。
記事を斜め読みするのに比べて15倍くらいは腹にすとっと落ちて、VC業界のことを前よりは少しわかったような気持ちになった。

+++

ちなみに今日は、上記のVCパートナーに加え、AMEXの社長、BlueBird(AMEXのPrepaid Card事業)の社長がそれぞれ講演に来ていた。
実は今日のようなことは全く珍しくなく、むしろ、ほぼ毎日どこかで、同時多発的に、さまざまな業界の大物がWhartonまで足を運んで話をしにきてくれている。

大勢の参加者に混じって話を聞く講演で何を得られるかは自分次第だが、スピーカーの質と量がこれほどの高水準なのはさすがWhartonだなと素直に思う。
まだまだ勉強に追われ自分のペースをつかみ切れていないが、自分の置かれた環境の素晴らしさに今少しワクワクしている。

2013年9月29日日曜日

一連の応募の結果

残念ながら、このブログに書いたLipman Family Prize FellowsとWharton Folliesは選考を通ることができなかった。
どちらもWhartonを代表するようなプログラムなので難しいことはわかっていたものの、正直少しがっかりだった。
Whartonに来るまで、奨学金やMBAなどのほとんどの選考でうまくいっていたので、落ちることに慣れていなかったのかもしれない。

その代わりと言ってはなんだが、11/15に予定されている、Wharton Social Impact Conferenceのリーダーシップポジションに応募し、選んでもらうことができた。
リーダーシップポジションとは言っても、ようはゲストスピーカーを招いての会議のロジ周りを担当する係だそうだ。
ただ、どんなイベントに参加するにせよ、単なる参加者としてではなく、主催者として参加することで得られるものが大きくなると思う。多少の時間は犠牲にしなくてはいけないと思うが、初のリーダーシップポジションということもあり、楽しみである。

2013年9月21日土曜日

心を亡くすと書いて忙しいと読む

Pre-termが終わってから本当に忙しい。

忙しさにも良い忙しさと悪い忙しさがあるが、今は心を亡くした悪いほうの忙しさだ。
時間配分がうまくいっておらず、勉強、ソーシャライズ、家庭、に対する自分の対応の全てに不満を感じる。

ブログでもゆっくりと現状を分析してみたいと思うのだが、まずは課題を終わらせないと次に進めないので、そちらに集中するとしよう。

2013年9月20日金曜日

Follies Cast Auditionへの応募

たった今、Follies の一次オーディションに行ってきた。

Folliesというのは、ビジネススクールでの生活やその後のキャリアを風刺したミュージカルのようなショーで、Whartonでは35年以上の歴史を誇る一大イベントだ。Youtubeでも過去の作品を見ることができる。
http://www.youtube.com/user/whartonfollies10

Folliesでは現在プロデューサー、ライター、照明、音楽など各ポジションで募集を行っているが、今回オレが参加したAuditionはステージでパフォーマンスをするCast部門。

きっかけ
7月にニューヨークでMamma Mia!のブロードウェイミュージカルを見た際、正直、楽しいというより、(出演者に対して)うらやましいという感情が先立つ自分がいることに気がついた。自分のどこかに、大勢の前で自分を表現したいという欲求があるようだった。


高校時代はバンドのボーカル、大学時代はアメリカでゴスペル、と音楽は少しかじった程度たったが、せっかくMBAに来たのだから、これからの二年間自分をストレッチさせる経験をしてみたいと思い、思い切って応募してみた。

+++

最近は勉強についていくので精一杯なので少し出不精になっていた。オーディションは歌+せりふ+ジョークの披露 で15分だけだが、日々忙しくしておりオーディションの準備がまったくできていなかったので、今朝もオーディションをキャンセルしようかと逡巡した。

結果としては緊張であまりうまく歌うことができなかったのだが、とにかく何かに挑戦したという意味で今は少し爽やかな気分だ。この調子で、これから溜まっている宿題・課題をこなすとするか。

2013年9月16日月曜日

Leadership Opportunitiesへの初めての応募

MBAはリーダーシップを鍛える場であるとも言われるが、ここWhartonでは特にその機会が多い。

いわゆる生徒会であるWGAやその傘下にあるStudent Club(これ自体100を超える多さ!)でのリーダーシップポジションに加えて、公式なLeadership Programsの一環であるLeadership Fellow(一年生の世話)やLeadership Venture Fellow(過酷なアウトドア旅行のリーダー)など多岐に亘る。

こうしたLeadership Opportunitiesへの応募は既に一部では始まっていて、オレも先ほど初めてその一つに応募した。
役職の名はLipman Family Prize Fellows。今年の10月から半年かけて、世界中からNGOや社会企業の選抜を行い約1千万円の資金援助を行うというポジション。かねてから興味のあったSocial Sectorにおける世界中の団体の活動内容を学ぶことができる(現地視察も行う)のも応募の理由の一つだが、グループで団体を選考するプロセスの中で、英語で他者を説得する力が付きそうだなと思ったのが、応募の最大の理由。

250 words × 2 + 500 wordsのエッセイを書かなければならず、考えてみれば結構大変な内容なのだが、MBA受験の時のエッセイを駆使しつつ、なんとか2時間で書き上げ、応募締切の2分前にギリギリで応募に至った・・・。Whartonだけではなく、他の大学院や学部生も含め10人程度しか選ばれない狭き門なので、選ばれない可能性の方が高いのだが、Whartonに来て初めてのリーダーシップポジションへの応募ということで、記念としてブログに書いてみました。

2013年9月15日日曜日

夢でうなされる日々

週末の日曜日。

昨日は夜2時まで日本人の仲間と集まって統計の勉強会をしていた。
そのせいで寝るのが遅かったというのに、マーケティングの成績でLTを取って非常に焦る夢を見て、寝つけず8時前には目覚めてしまった。(LTとは"Loweswt 10%"、つまり クラスで下位10%の成績。これを1年目に5単位分取ると退学となる。)

前日の晩には、マーケティングのチームプロジェクトで思うように貢献できず、統計のプロジェクトで挽回しようとしている夢を見た。

週末は夢を見る暇もないほど忙しく、ゆっくり休める週末には勉強の夢でうなされるという日々。
これがMBAなのか・・・。

2013年8月25日日曜日

Pre-term終了。Fall Semester始まる。

いよいよ明日からFall Semesterが始まる。
初日からミクロ経済学、統計、マネジメント、とハードなスケジュールだ。
授業の様子はまた後日アップデートする。

2013年8月19日月曜日

ウォートン初の授業始まる!

先週金曜日にいよいよMGMT610(Foundations of Teamwork and Leadership)が始まった。
事前のリーディング課題に基づくクラスディスカッションと、起業経営のシミュレーションを行うチームワークが主な内容で、発言しないと教授からもチームメイトからも評価されないという、ノンネイティブには辛い内容。
いかにもMBAっぽい授業で楽しみにしていたが、正直悪戦苦闘している。

まず授業では一度も発言できていない。(後日追記:結局通算二回発言できました。。。)
リーディングについてしっかり準備はできているという自負はあるのだが、前の人の話した内容と重複しないようコメントしなくてはいけないため、聞き取りが重要になる。
その聞き取りにあまり自信がもてず遠慮してしまうのが理由の一つだ。
ただそんなことを言っていては成績が悪くなるばかりだし、なによりこういう環境でしっかり発言をできるようになることがMBAに来た一つの目的なので、次こそはと思って準備をしている。

チームとのディスカッションも地獄に近い。(苦笑)
事前に準備ができればいいのだが、チームメンバーがそれぞれ別々の役割を担っており、その役に課された課題は彼らしかアクセスできないので、彼らの発言の一つ一つを聞き取らなくてはいけないのだ。
しかも1セッション45分と限られており、時間が無い中で皆早口で話すためついていけない・・・。
たまたま自分はFinance系の役割を担っているのでexcelをいじっていれば済むのが少し気が楽なのだが、ディスカッションについていけないことに大きなフラストレーションを抱えている。
自分の目標はあくまでこのような英語環境でリーダーシップをとることなので、現実と理想とのギャップに辛い思いが募るなるばかりだ。この5日間で完成系に持っていくことは到底不可能だが、とにかく根性でくいついていくしかないだろう。

英語に関して言うと、この二年間は自分が英語にconfortableになる上での最後のチャンスだと思っている。それだけの危機感がある。この危機感をプラスのモチベーションに変えてこの先もやっていくしかない。

2013年8月13日火曜日

Learning Teamの発表と英語に対する危機意識

ウォートンにおける主要なコミュニティの一つとして、密かに期待しているLearning Teamが発表された。
メンバーの概要は以下のような感じ。
・Brian - 出身はボストン。投資銀行を経て自分のファンドを立ち上げている。今後は起業の道を進みたいそう。Air Force Academy (?)中退という経歴を持つ、デカくて寡黙な男。メキシコ(たぶん西海岸側)のビーチがお気に入り。
・Matt - 出身はアトランタ。ベインを経て、直近はオーストラリアのカンタス航空で勤務。MBA後はべインに戻るそうだが、中期的にはHospitality Industryで働きたいらしい。スキンヘッドで自分が以前お世話になったカウンセラーにかなり似ている!(笑)
・Christina - 出身はニューヨーク。ヘッジファンドのオペレーション及びセールス出身。マラソンやバイクをやっているらしく、アスレチックな雰囲気。
・Melvika - インド出身。直近はコンサルだが、その前はBollywood(インドの映画業界)で働いていたそう。見た目ではそんなにわからないが、家族が皆医者で自身もボーディングスクール出身とのことなので間違いなくお嬢様なんだろう。留学中にインド関連の事業で起業したいとのこと。
・Luisa - ケニア出身。大学からアメリカで、直近はニューヨークに住んでいたそう。仕事は最初は金融でその後金融関連のコンサルにスイッチしたとのこと。彼女もケニアではボーディングスクールに通っていたらしい。
・自分 - IBD/PEというウォートンでは典型的な経歴を持つ完全文系の純日本人。

Learning Teamについては、インターナショナル比率も男女比もいい感じにばらけたなという感じ。
キャリア的には金融とコンサルに偏っている気がするが、恐らくそれぞれユニークな経験をしてきているようなので悪くない。
自分は何とかモデリング等で付加価値を提供できればと思う。

ちなみに面白かったのは、To Doリストを作ったり、パーティの参加者をExcelにまとめるようなマメなタイプがうちのLearning Teamには多いということ。(さすがプロフェッショナルファーム出身だけある!)
加えて、皆物静かで内省的な雰囲気がでていること。アメリカではよくIntrovert(内向的)、Extrovert(外向的)という言葉を使うが、このラーニングチームは圧倒的にIntrovertが多そうだ。
Pre-term中は騒ぐのが好きだったり、よくしゃべる人が目立っていただけに、ラーニングチームのいぶし銀な雰囲気は新鮮に感じる。
いっしょに仕事をするという意味では、自分にとり働きやすいよいチームがアサインされたのではないかと思う。(期待も込めて)
これから一緒に飲みに行ったりホームパーティに誘ったりして、仲良くなれればいいな。

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さて、Retreatでは上記のLearning Teamのメンバーやその他のCohortのメンバーといっしょに共同作業をいくつか行ったのだが、その際に引率者から与えられたインストラクションやチーム内での作戦会議の英語が分からず苦労するという、今更ながらにかなり苦い思いを味わった。
具体的にイメージがしづらい抽象的な会話の50%は理解できていないような気がする。留学生ばかりのSIIBSが終わり、Pretermでアメリカ人に囲まれるようになって薄々気づいていたものの、今回改めて知った自分の英語の聞き取り能力の低さには正直ヘコんだ。
理想を言うと、ラーニングチームの議論を自らリードしたり、今回のRetreatの引率者のようなリーダーシップポジションでも今後活躍したいと思っているのだが、今のままでは到底無理だということがわかった。
英語力について、授業やパーティでの会話を通じて今後1年間かけて上達すればいいや/上達するだろうと思っていた。
しかしそんな悠長な考えでは一年後思ったほどの上達は得られないような気がするし、この一年間に多くの機会を得られないままみすみす見過ごしてしまうはめになりそうな気がする。
そして何より、英語が聞き取れないまま物事をやり過ごし主体性を発揮できないのは、実にストレスフルな経験である。
今後はリスニング能力の強化にきちんと時間を投資してより短期間での成長を実現したい。勉強やソーシャルの邪魔になると敬遠していたが、まずはテレビの鑑賞からスタートしようか。

2013年8月12日月曜日

Math Exam 終了。。。

ここ一週間くらい苦しめられていたMathの試験を今朝受験した。
本来は7月中にオンラインで受験し、それに受かれば今回の受験は免除になる予定だったが、高校でまともに微分・積分を勉強した記憶が無かっため、オンラインテストは受験すらせず、今に至った。
こちらに来て勉強すればなんとかなると高をくくっていたが、それは大いなる間違いだった。テスト準備用のクラスに出席したところ、まるでアラビア語を勉強しているような感覚に陥ってしまった。
親切な友人たちに教えてもらって何とか主要なコンセプトのいくつかを理解するに至ったが、テストにちゃんと合格するまで理解が高まったとは正直言い難い。4択の試験だったので、なんとか奇跡が起こらんことを祈るばかりだ。
結果が発表され愕然とする可能性は高いものの、ここ最近は数学の事で頭がいっぱいで洪水のように毎日流れてくるソーシャルの波に乗り切れなかったので、とりあえずテストが終わってほっとしている。

明日はRetreatというイベントで、クラスメートと郊外に出かける予定だ。
いよいよラーニングチームが発表されるので、どんなメンバーといっしょになるのか楽しみでもあり、不安でもある。
とにかく朝早いので(6時半集合!)そろそろ寝よう。

(後日追記: 30点中20点を獲得し、辛くも試験にパスしました。ただ今後のミクロ経済や統計学でも数学に苦しめられるであろうことは想像に難くありません。。。)

2013年8月6日火曜日

恐るべし、移民パワー!

引き続き、お祭りのようなPre-term期間が続いている。
昨日のブログに書いた通り、ここ数日は「Nice to meet you!」レベルの会話をひたすら続けているのであまり深い話はできていないが、その分多種多様なクラスメートにランダムに会うことが出来るのがPre-term期間の面白さだと思う。

今日はYale大学出身の元女子プロゴルファーや、メキシコ育ちの元ジュニアオリンピック水泳選手で現在年商15億円のビジネスを営む起業家に出会った。
面白いことに、二人とも韓国系移民だ。また、二日前には、ハーバード出身で日本語が堪能なK-Popシンガーにも出会った。
彼らは単に勉学が優秀なだけではなく、スポーツや趣味もプロレベル。恐るべし韓国系移民パワーだ!

また、彼らほど特殊なバックグランドではないが、他にも多様な経験をしてきた同級生たちが数多くいる。
シンガポールでコンサルをした後に南アのNPOに転職したインド人。
英国育ちでアブダビのマッキンゼーから社費で来ているドイツ人。
カナダで育ち韓国で建築家をしていた中華系カナダ人、など。文字通り数えればきりがない。

ウォールストリートで鍛え上げられた白人系のアメリカ人も間違いなく超優秀で頭のキレるやつが多いと思うが、世界中で学び働いた経験のある留学生や移民系アメリカ人の好奇心やハングリー精神も間違いなく尊敬に値する。
多様な同級生と机を並べて学ぶこの二年間が、これまで他国への移民経験の無かった「純ジャパ」の自分にどのような影響を与えるか、そして二年後の自分が一体どうなっているのか、考えるだけでゾクゾクする。

2013年8月5日月曜日

Pre-term始まる

昨日、とうとうPre-termが始まった!

大講堂で行われた入学式的なものを除き、800人超の一年生を4つのグループに分ける「クラスター」ごとに、現在様々なオリエンテーションが開催されている。
Pre-term期間中にとにかく多くのの同級生と交流するようプログラムが組まれており、あらゆるイベントで隣り合わせた同級生と「Nice to meet you!」を繰り返している。
これから二年間を共に過ごす同級生との出会いは純粋に楽しく、世界中から集まった優秀でやる気に溢れた彼らからこれからたくさんのことを学べるかと思うとワクワクする。

ただ朝から晩までパーティが続いているような状況なので、一日が終わるころには文字通りぐったりだ(笑)
しかも朝晩にMath Campと呼ばれる数学のコースも計四回組み込まれており、脳みそがグリングリンになりそうだ。

Pre-termが終わるとクラスターの仲間と顔を合わせる機会は一年生の春学期修了後まで無いと聞いているので、少々疲れるがこのまま無理してでも走り抜けようかと思う。

2013年8月3日土曜日

早速勉強中・・・


母の嵐のようなアメリカ滞在が終わり、フィリーでは早くも授業がスタートしている。
本授業の準備講座であるPretermは8月4日からなのだが、そのPretermに先駆けて、Waiver Examの準備講座が3日に亘り開かれた。Waiver Examとは、合格すれば必修の授業をパスできるテストのこと。4日のPreterm初日にAccountingのWaiver Examがあるので、現在シコシコお勉強中だ。

元来簿記が大の苦手で、新卒入社前に課せられていた簿記三級の試験には、一度落ちてしまったほど。。。(その時はこんなんで投資銀行でやっていけるのかとずいぶんと自信喪失した(笑))
しかしその後、新卒入社直後のNY研修や実務を通じて、アカウンティングに対する苦手意識はいつのまにか消えた。
あの全くの会計ド素人だった新卒時代を振り返ると、今こうして、会計「経験者」として授業をWaiveしようとしているのは少し感慨深いものがある。
ただ、日本の有報にあたるアメリカの10Kがあまり見慣れないこともあり、現段階での過去問の正解率は50%程度といったところ・・・。
会計の授業はレクチャー中心で自分としてはあまり得るものはなさそうとの理解なので、これからしっかり勉強して、確実にWaiveできるように準備しておこうと思う。

ちなみに、実は今AccountingのWaiver Examだけではなく、FinanceのPlacement Exam(半期で終了するAcceleratedのクラスへの編入試験)にもサインアップしている。
しかし、Placement Exam用の授業を受けてみたところ、恥ずかしながら授業のスピードに全くついていくことができなかった・・・。
そんなわけで受験を断念しようと思案中だ。
Acceleratedのクラスでは、Option等のより難解なテーマを今回の準備講座と同じようなスピードでやることになるので、おとなしく通常の授業を受けたほうが良さそうだとの判断だ。
思えば今まで投資銀行に勤務しながらも、トレーダーやクオンツの同期の話す金利やスワップの話には全然ついていけなかった・・・。
MBAまで来てその辺の事がわからない人間でいつづけるのはいい加減恥ずかしいので、初心に帰りファイナンスは一から勉強してみようと思います!

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それにしてもWhartonの必修授業はミクロ経済、マクロ経済、統計、ファイナンス等、理数系の授業が本当に多い。
Preterm期間中にMathの授業も開催されるし。。。
高校の数学で赤点を取ったこともある完全文系な自分としては苦手な授業ばかりで、本授業が始まるのが少し恐ろしくなるくらい!
きっとこの辛そうな必修授業を終える頃には、自分の数学コンプレックスが少しは無くなっているといいな、と地味に期待してみている。さてどうなることやら!

2013年8月2日金曜日

International Student Orientation

今日は一日かけてInternational Student向けのOrientationがあった。
内容は、アメリカの授業スタイルの特徴や、保険の内容、キャリアセンターの紹介など。
SIIBS期間中に聞いた話と重複することが多く、特に目新しいことはなかったが、日本人以外のInternationalと集中的に出会えたことが結構楽しかった。
ちなみに今日話せたのは中国、韓国、タイ、欧州(フランス、ポーランド、ルクセンブルク)、南米(メキシコ、コロンビア、チリ)、アフリカ(ナイジェリア)の学生たち。

やはり日本人も含めて、留学生は自分の出身国・地域で固まりがちなんだけど、一方でWhartonの学生はさすが、閉鎖的な感じでは全くない。
むしろある国の一人の学生と仲良くなれば、その彼・彼女を通じて芋づる式に同じ国の学生とも仲良くなれる感じがする。これは結構いいなと思った。
あと、これは少し言うのははばかれるんだけど、今のところアメリカ人と話すよりも留学生と話す時の方が楽しい。留学生同士だと、自然と世界の文化や政治・経済の話になるので個人的には話がしやすいし、興味深い。

ただアメリカ人だってきっと掘れば面白いんだろうなあ。自分が彼ら・彼女たちの魅力をひきだせていないだけだと思うので、早くアメリカ人とも自然にバンバン面白い話ができるようになりたい!

2013年8月1日木曜日

ご近所さんと飲み会

Facebookを通じて集まった同じアパートの住人13名(皆ウォートンの一年生)で初めてのディナーをした。
場所はSampanというModern Asian Restaurantでちょっと高級な居酒屋的なお店。飯は旨かったけど、ワイン込みで80ドルと財布には全然優しくなかった・・・。

今回久しぶりに(!?)アメリカ人たちと話していて気付いたのは、彼らのアメフトや地元トークについていくのが大変ということ。
もちろん自分のリスニング力がイマイチで聞き取れないこともあるのだが、そもそも慣れないトピックについていくのはやっぱり辛い。
アメフトを勉強するか、若しくは、アメフトよりもエキサイティングな話題をこちらから提供して相手をImpressできるようになりたいと強く思った。

せっかくのご近所さんたちなので、今後は個人的に数人ずつ家に招いて、日本食でもてなしながらもっと仲良くなりたいなあ。

2013年7月30日火曜日

オカンとフィリー・NY旅行

ここ一週間、日本から来ていたおかんと妻と三人で過ごしていた。

フィリーではセンターシティとユニバーシティシティをまわった他、美術館を訪問したり、レンタカーを借りてアーミッシュの住む集落まで足を延ばしたりもした。(レンタカーのタイヤがパンクするというアクシデントにも見舞われた...)

その後訪れたNYでは、ヤンキースタジアムで松井の引退セレモニーに参加したり、定番のミュージカル(今回はマンマミーマ!)を見たり、NY一のステーキハウスであるPeter Luger'sにも行った。

旅行中の一時的なテンションの高さということもあるが、我が母ながらおかんのエネルギーレベルのケタ違いの高さには正直驚かされた。。。しかし嬉しそうにはしゃぐ彼女を見て、心底幸せな気持ちになったのもまた事実だった。

次は日本にいる弟にもぜひ遊びに来てもらいたいものだ。

2013年7月22日月曜日

SIIBSも最終週へ

早いもので、4週間(正確には3週間と4日)のプログラムであるSIIBSもあと三日を残すことになった。
この3週間で、自分は何を学んだろう。いかに成長することができただろう。

まず少なくとも、ケースに慣れることはできただろう。
今週のケースプレゼンテーションを含め、4本のケースを読んだが、準備に時間はかかるがちゃんと読めばその分ディスカッションをリードできることもわかった。
また、他の人の意見から学ぶことも多いし、逆に自分から相手を説得するようなロジカルな英語をしゃべる練習として素晴らしい方法だと思う。
Whartonでは一年生の前半は定量分析の学習に多くの時間を割くそうなので、しばらくの間はケースディスカッションの授業は減りそうだが、選択授業が取れるようになったらぜひケースの多い授業を取りたいなあと思う。

その他、効率的な英文の読み方(いわゆるスキミングというやつ)やグループワークの進め方についても学ぶことができた。
今の頃後悔するようなことはないものの、二年と言う限られた時間には無駄にして良い時間など一秒も無いのだということを痛感した。
短い間で成長していかなくてはいけないと思う。

2013年7月21日日曜日

DC Again...

自分でも可笑しいのだが、今週末にまたDCに行った。(日帰りだが)
今回の目的は人に会うこと。会社の元同期がDCの国際機関でインターンをしており、その話を聞きにいったのだ。
彼女がインターンをする組織は、自分のMBA後のキャリアの大本命。その意味では今回就活をしに行ったとも言える。

彼女のインターン仲間で、Whartonから来ているイギリス人のMikeにも会うことができた。Mikeは金融×途上国という自分と少し似た経験を持っている人物で、とても親近感が湧いた。(何よりゴシップ好きなのか面白かった)
驚いたことに、彼はオレが興味を持っているWhartonのClubのほとんどに関与しているだけではなく、そのいくつかのClubではリーダーも担っているとのことだった。
彼のように興味が合い、かつ魅力的な(そして面白い)仲間に出会えてとても幸運だった!

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今日の学び
・DCのインターンは20人中6人を日本人が占めるということで、思った以上にチャンスはありそう
・インターンは最低でも2か月くらいの長期になる模様。二個目のインターンをするのが難しい?
・一方で、本採用になると日本からは1-2名しか採られず競争が非常に激しい
・そのため同じ志を持つ仲の良い友人と、同じポストを争うことになる可能性が高く(!)、それを考えると今からげんなりする...

2013年7月14日日曜日

SIIBS DC Trip

SIIBSのプログラムの一環で、今週はワシントンDCに行った。
フィラデルフィアからDCはバスで片道3時間の距離。(ただし帰りはボルチモアに寄ることが多く、4時間ほどかかる場合も。。)
本来は一日ツアーの予定だったが、オレはDC付近にいる友人に会うため、現地で一泊してきた。

今回は初のDC訪問だったが、あそこは想像以上に楽しい街だということが分かった!
まず、ホワイトハウスなどアメリカ政治の中心を象徴する壮大な建物群のみならず、フリーマーケット、レストラン、博物館、巨大な芝生エリアなど、人を楽しませるインフラも充実している。天気が良かったこともあって、この街が作り出す雰囲気に心躍った。
航空宇宙関連の博物館で見たプラネタリウムでは、地球規模を超えた宇宙規模の視座を与えられた気がして新鮮な気持ちになった。
フリーマーケットでは、DCエリアでよくとれるという蟹の肉を揚げて作ったサンドイッチが旨くて、テンションが上がった。
夜に友達と行ったジャズも日本と比べ気軽な価格だが洒落ていた(日中歩き回って疲れていたので途中寝てしまったが。。。)

そして何より、気の置けない友人と会い、話し、MBAとは異なる彼らの生活の断片を覗かせてもらったのが新鮮で楽しかった。
Merriland大学のPhDに通う日本人の友人は、DCが目と鼻の先にも関わらず、社会から若干断絶したような生活を送っていたのが興味深かった。
社交の色合いの濃いビジネススクールとの違いに驚きつつも、自分の研究に真摯に向き合う彼の姿勢には刺激を受けた。
上院議員の秘書(?)として法案を書く仕事をするアメリカ人の友人は、同じくDCで政治に近い仕事をしている同年代の何人かとDCのど真ん中に位置する家で共同生活しており、政治の街が生み出すダイナミズムのようなものを感じた。

ビジネススクールという同質的な環境の中で一生の友人を作るのももちろん大切だが、こうした多様な友人から刺激を受け続けるのもまた大事だと感じた週末であった。

2013年7月12日金曜日

第一回プレゼン

今日はSIIBSで初めて、プレゼンテーションを行った。
お題を与えられ、チームが決まったのは三、四日前。それから二度ほど真面目にグループでディスカッションをし、今日に備えた。

チームは4人全員が日本人という多様性の無いグループだったので、「文化的、社会的コンテクストを共有しないメンバーとの衝突や葛藤、及びそれを乗り越えた時の喜び」みたいなものが体験できなかったのは残念と言えば残念。
しかし前の職場ではほぼ常にタテの関係性の中で仕事を行っていたことを考えれば、今回のような「フラットな関係の中でいかに効率的に仕事を進め、効果的なスライドを作るか」という点では学びを得られたと思う。

今後のアメリカ人や留学生とのグループワークでは当然苦労することが多いと思うが、何がうまくいかないのか・どうすべきなのか、等を冷静に分析するための比較基準として、今回の経験を利用しよう。
またおそらく、今回のチームの中ではプレゼンの作成に最も慣れているのは自分だったように思うので、全般的に自らスライド作りをリードできたのもいい経験だった。

なお、今回は「プレゼンの仕方を学ぶ」というのが趣旨だったので、データの収集・分析にはあえてあまり時間を使わなかったのだが、次回以降は分析の内容ももう少しこだわってやりたいなあ、と他のチームのプレゼンを見て思った。

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今日の学び
・フラットの関係性の中では、誰かが進んでディスカッションをリードしないと、物事は決まらない
・自分がリーダーを買ってでる場合は、自分の思いつきだけでいい判断ができるほど自分は賢くは無いので、とにかくしっかり準備をして、いくつかの仮説を用意していくべき

2013年7月8日月曜日

Phillies Game

今日はSIIBSの一環で、地元大リーグチームのPhilliesの試合観戦を行った。
こうした遊びの要素がしっかりプログラムに組み込まれているのも、SIIBSの良いところ。教室内外でクラスメートと仲良くなる機会が多い。

学部時代にサンフランシスコ・ジャイアンツの試合を見た事があるが、球場がとても開放的で且つグラウンドが近くに感じ、好きだった。
今回訪問したPhilliesの本拠地Citizins Bank Parkも、サンフランシスコの球場に負けず劣らず非常に良い球場だった。
月曜にも関わらず客席の7割程度は埋まっており、楽しそうな人々の群れが醸し出すお祭りのような雰囲気もまた楽しい。
次回は7月28日、松井の引退セレモニーが行われるヤンキースの試合を観戦するのでそちらも楽しみだ。

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ところで、フィリーは比較的黒人の多い街であるように思うが、球場ではお客さんの殆どが白人だった。
一方、4月にフィリーに来た時に見たNBAの試合では、黒人のお客さんをたくさん見た。
アメフトの場合はどんな具合なのだろうか。

2013年7月7日日曜日

新生活のセットアップ

こちらに来てから10日ほどが経ったが、生活が整いつつあり、既にとても居心地良く生活ができている。
これまでに行った新生活のセットアップは以下の通り。

■銀行口座開設
SIIBS開始前に18th&Market St.にあるCiti Bankで開設した。
本来は身分証明書として学生証が必要だが、WhartonのWelcome Letter、パスポート(ビザ)、及び日本で発行したクレジットカードの提出だけで済んだ。

■携帯電話の申し込み
Citi Bankの1ブロック先にあるVerizonでiPhoneを購入。4GBのデータ通信枠を二人でシェアするプランで$150ドル、通話とショートメールは無制限で使用可。
必要書類はパスポートと住所を証明する書類。(公共料金の領収書やアパートの契約書等。)
本当は最初にApple Storeに行ったのだが、外国人はApple Storeでは通信プランの契約が出来ないとのことだった。
なお、後でSIIBSの先生に聞いたところ、U PennのキャンパスではVerizonのネットワークが強いらしい。

■家具の購入と組み立て
自宅のあるCenter Cityからタクシー15ドル程度の距離にあるIKEAで、ベッド、ダイニングテーブル、勉強机、ソファ等を購入。
いくつ送っても一括56?ドルで配送してくれるというサービスを利用。購入したのは夜だったが、翌日の昼には全て届いた。
ちなみに、IKEAで買い物が終わったのは9時半。それからタクシーを呼んだのだが、一時間以上待って来ない!!夜も遅いし途方に暮れていたところ、帰宅途中のIKEAのスタッフが声をかけてくれ、彼の車で家の近くまで送ってくれた。
*教訓1⇒フィリーの郊外で夜タクシーを呼ぶのは難しい。
*教訓2⇒IKEAのスタッフにしてもらった親切を、誰か他の困った人に返そう。
ベッドや机の組み立ては妻と二人で行ったが、ソファだけはどうしても重すぎて、近くに住む日本人の友人に手伝ってもらった。

■その他生活必需品の入手
今年ウォートンを卒業した先輩から安い値段で一通りの物を譲ってもらい、大いに助かった。譲ってもらった荷物の中には、食器類、収納、ランプ、炊飯器などすぐ使えるものから、ガスコンロやアウトドア用の椅子まで含まれていた!
鍋類はMacy'sのSaleでT-Falの8?点セットを約100ドルで購入。安いぜ!

■食品の買い出し
野菜、肉、パン等は 21th&Market の Trader Joe's か 12th&Filbert にある Reading Terminal Market で購入。
米、醤油、だし、漬物、味噌等の日本食は韓国人の友人に車を出してもらい、韓国系スーパーの H Martで大量に購入した。

■部屋のメンテナンス
入居してすぐに床が汚いことに気付いたので、管理人に注文し、床のモップ掛け・ワックス掛けを一日がかりでやり直してもらった。
また、天井のペンキが剥がれ落ちている点もいくつか見つけたので、そちらもペンキ屋を呼んでもらい修復。
こんなの入居前に完璧にやるのが日本では当たり前なのに、、、と若干ストレスを感じたが、主張すればちゃんとやってくれたのでまあ良かったとしよう。

これからやらなくてはいけないのは以下の点くらいかな。
・家のインターネットの申し込み
・テレビの申込み(テレビを見ないという選択肢も有り)

2013年7月4日木曜日

フィラデルフィアの独立記念日

SIIBSが始まって三日が経過した。
授業ではグループに分かれてのディスカッション等プロアクティブな参加が求められ、眠くなることは無い。
また、宿題も程よく負荷のかかる量で(もちろん人により感じ方は違うと思うが)、毎回引き締まった気持ちで机に向かえるのが心地よい。

ウズベキスタン人の同級生が、「自分はこの場に来れてハッピーだ。毎朝ビッグスマイルで自宅を出ているよ。」と話していたが、確かに、同級生の質やペン大のアカデミックな雰囲気等含めて、素晴らしい環境に身を置けているなあという実感がある。

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今日7月4日は独立記念日だった。
さすがフィラデルフィアは独立の地ということもあり、昼間はメインストリートでの大規模なパレード、夜はNe-yo等著名なアーティスト達による入れ代わり立ち代わりのライブと、最後には花火があり、お祭り気分を楽しめた。
もっとも、聞いた話によると、アメリカの他の街では、昼間は家族や仲間とバーベキューをして、夜に花火を見て終わり、という具合らしいが。

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今の段階で宿題がまだ50%くらい残っている。やらなきゃいけないのはケーススタディの読み込みと、自分なりの意見の構築だ。
明日は6時くらいに起きて、2時間ほど勉強してから登校するつもりである。
こういう生活を数日して思うのは、やっぱり自分は勉強が嫌いじゃないなあということである。明日起きてケースの勉強をするのが結構楽しみだ!

2013年7月1日月曜日

サマースクール(SIIBS)始まる!

さて、今日から留学生向けMBA準備講座として位置付けられる、SIIBS(Summer Institute for International Business Student)がスタートした。

SIIBSは基本的にWharton生向けのプログラムだが、対外的にも比較的高い認知・評価を得ているようで、毎年東海岸のMBAに進む他校生が相当数来ているみたい。

昨年SIIBSに通ったWhartonの先輩からは、SIIBSではMBAの本番開始後にも続くインターナショナルたちとの強いコミュニティが作れると聞いていた。
そのため期待を胸に本日登校したのだが・・・。
クラスルームに入ると、人数構成は以下の通り、日本人が大半を占めるというなかなか残念な(?)結果であった。
日本:10人
タイ:3人
韓国:2人
UAE:1人
ウズベキスタン:1人

SIIBSの目的は①英語のケースディスカッションに慣れること、②インターナショナルの友人を作ること で、日本人が多くてはあまり意味が無い!と失望して即日退学しRefundしようかとさえ一瞬思った(苦笑)
しかし、特に他にやることもないし、体を新生活に慣らす分には悪くは無いかな、と思い直して今日から頑張ることにした!
初日はオリエンテーションがメインで授業はほとんどなかったが、自己紹介の様子を聞く限り、クラスメートの英語は相当にうまい。(帰国子女や留学若しくは駐在経験者が大半の模様)そもそも皆志高くやる気に満ち溢れた学生であるはずなので、自分の取り組み次第では得るものは大きそうだ。

当初のような傲慢は捨て、謙虚に、しかし目標は高く、積極的な姿勢でクラスに参加しようと思う。

新ブログ始めます。

Wharton School of the University of Pennsylvania へのMBA留学を機に学部時代から8年間(8年間も!)続けていたブログをやめ、新しくこのブログを立ち上げることにした!

このブログを書く目的は、今のところ以下の点だ:
①長年憧れ、楽しみにしていたMBAの貴重な二年間を、将来忘れないようにメモすること
②日々の気付きや思いを文章化しすることで、自分の思考のプロセスを明らかにすること
③目標と行動を管理し、モチベーションをキープすることのMBA留学を機に学部時代から8年間(8年間も!)続けていたブログをやめ、新しくこのブログを立ち上げることにした!

④日本や海外にいる友人・家族に、自分の活動(事実)を報告すること
⑤これからウォートンを目指す受験生に情報提供をすること

情報提供が目的の一つに含まれているとはいえ、これまでのブログと同様、あくまで私的なエッセイ・日記として書いていく予定だ。
またどんなにカッコ悪くても、ここでは勇気を出して自分の正直な思いを書くよう心掛けたい。
MBAが本格的に始まると相当忙しくなるとは思うが、なるべく継続して更新していこう!