(写真は京都、広島、名古屋に続く第四の訪問地、箱根での大宴会での写真)
たったの一週間の出来事だから当たり前だが、終わってみればあっけなくも感じる。ウォートンにおける数あるイベントのうちの一つに過ぎないから当たり前か。
それでも自分にとってはこの二年間のハイライトになるであろう、経験。それがJapan Trekだった。
自分よりもっと時間を割いて準備に頑張ってくれた仲間たちがいるので、自分の苦労は彼らのそれと比べれば大したものではない。ただロジチームのリーダーとして、トレックの成功のために深くコミットして取り組んだのは間違いない。それでもその苦労を苦労とは全く思わなかったし、準備期間も含めてとてもやりがいを感じた。
まず最初に、ウォートンの同級生に自分の生まれ故郷を知ってもらい、日本を楽しんでもらえること自体が大きな快感だった。
第二に、自分が輝ける場がそこにはあった。
普段からウォートンのクラブ活動等にそれほど深く関与していない(できていない)自分にとっては、Japan Trekはまさに自分の得意分野のど真ん中。未知の領域に敢えて挑戦することは大事だし、むしろMBA留学は毎日がその繰り返しだと思うが、たまには自分の領域に周りを引き込んで勝負することも大切だと思う。 言うまでも無く、Japan Trekはそういう場だった。観光先やレストランで同級生の皆から必要とされると感じるのは、正直気持ちがいいものだ。
第三に、上記と関連しているが、ウォートンをより自分の居場所としてより強く感じられるようになった。150人という決して少なくない人たちのWharton experienceをenrichすることに少しは貢献できたかなという自負がそうさせていると思う。
第四に、気の合う友人と出会うことができた。もちろん、日本ではOrganizerとして、周りを楽しませること、旅行をスムーズに進行させることを優先して行動していたが、参加者と一週間行動を共にする中で多くの人たちとコミュニケーションをとることができた。
最後に、Japan TrekのOrganizer同士で一つの大きな仕事をやり切ったという経験を共有できるのが良かった。
フィリーに帰ってきたらまたそれぞれ別々の活動に打ち込むわけで、今は誰も感傷に浸っている感じもしないのだが、卒業後きっとまた日本に帰った時に、または世界のどこかで再会する時に、この経験について一緒に語り合えるネタがあるというのは、実は一生の財産だと密かに思う。