MBA最後の授業が4/29に終わり、4/30から5/8までの間、家族とヨーロッパに来ている。
実はこの週末、通称Beach Weekというマイアミへの卒業旅行が企画されていた。しかしどうせ大人数のパーティばかりで疲れるのと、この二年間家族を置いて一人で旅に出ることが多かったので、今回は家族との旅行を選んだというわけ。
今回の旅程はバルセロナで二泊、クルージング船で三泊、ローマで二泊。
南ヨーロッパに来るのは初めてだし、陽光とおいしい食事が楽しみでこの旅先を選んだ。
<バルセロナ>
この時期ヨーロッパの主要な町はどこもそうかもしれないが、いたるところに観光客が溢れており、特に街に点在するガウディ建築には長い入場待ちの列ができていて、「バルセロナ訪問=ガウディ建築詣で」という印象が残った。
建築についてはあまり詳しくないが、ガウディの建築はどこかメルヘンチックで、それがバルセロナという街全体を楽しい雰囲気に染めていたと感じた。
なおスペイン料理に関しては残念ながら二日で飽きてしまい、レストランの多くが閉まる日曜に日本食料理やを探してさまよう羽目となった。(結局めぼしい日本食屋は開いておらず、通りすがりで入ったベトナム料理屋が意外とおいしくて驚いた)
来る前はあまりイメージの無い場所だったが、街並みは美しく人も親切でテキパキしており、とても気持ちの良い場所であった。
<クルージング>
今回は乳幼児を連れての旅ということで、移動が楽なクルージングを初めて選んだ。
船はあまりに巨大で、客室数も尋常ではない数だと思うのだが、エレベータやレストランでの待ち時間はまったく気にならないレベルで、オペレーションのスムーズさには感心した。
カジノ、コメディショー、絵画オークション、プール、ヨガ等様々なイベント・施設があり何日いても飽きないような作りになっていたのだが、子連れ且つ三泊しかしない身としては、オールインクルーシブのパッケージの中に含まれる無料のレストランで三食楽しむので十分おなか一杯になった。
ちなみに部屋はバルコニー、風呂つきのジュニアスウィートで、当然部屋はそれほど広くはないものの、とても快適だった。これで一人500ドルなら悪くない。(というか、通常かかる食事代、ホテル代、交通費を考えると、クルージングは意外とコスパがいい)
<カプリ島>
ナポリに途中寄港した際、同じ港からフェリーに乗ってカプリ島へと渡った。
もともと美しい海岸線で有名なアマルフィに行きたかったのだが、夕方には船に戻る必要があり、日帰りは難しいと考えて断念した。
そんなわけなので、急遽行先として選んだカプリ島にはあまり期待していなかったのだが、海と山が美しい場所でとても気に入った。
有名な「青の洞窟」は入り口まで行った挙句中が込みすぎていて結局行けずに帰ってきたのだが、その後訪れたアナカプリという町から乗った一人乗りリフトから眺める島の景色は最高だった。
ここで初めてイタリアでイタリア料理を食べたが、やはりイタリア料理はうまい!
<ローマ>
「ローマの休日」等で主要な観光地については事前に知りすぎてしまっていたため、驚きはそれほど多くはなかったが、美しい街は歩いているだけで良い気分になり、疲れたらカプチーノを飲みジェラートを食べることが出来るのは、まるでテーマパークに来ているような感覚だ。(トレビの泉とスペイン広場の建物が両方とも改修工事中だったのはご愛嬌)
イタリア人のスーツの着こなし方のカッコよさ、スペイン人と違って乳幼児にあまり気をかけないマッチョ?な文化、町中の時計がそれぞれ間違っているいい加減な雰囲気、が印象的だった。そしてイタリア料理、最高。
明日はバチカン市国に観光に行くのでそれも楽しみだ。